50代女性 入れ歯を安定して使用するため親知らずを移植した症例
2026/10/08
| 相談内容 | 他院から「治療の続きをお願いしたい」との紹介を受け、来院いただきました。 |
|---|---|
| 診断結果 | 拝見したところ、入れ歯が装着されていましたが、右上奥歯がない状態で使用しているため、噛み合わせの安定性が損なわれていました。
不安定なまま入れ歯を使用し続けると、入れ歯の破損を繰り返すおそれがあります。 以上のことから、歯がない部分を補って噛み合わせを整える治療が必要だと診断しました。 |
| 行った治療 | 診断結果をもとに、右下の親知らず(第3大臼歯)を右上の歯がない部分へ移植する「歯牙移植(しがいしょく)」と、新しい入れ歯の作製を提案し、同意いただきました。
歯牙移植は、ご自身の歯を違う位置に移植する治療で、今回のように使われていない親知らずを活用できる一方で、外科処置が必要になります。 まず、右下の親知らずを抜いてから右上の歯がない部分へ移植し、歯茎を縫い合わせて固定します。 次に、移植した歯の根に保険で作製した「根面板(こんめんばん)」を取り付けました。 移植した親知らずがしっかりと定着したタイミングで、噛み合わせをチェックしながら新しい入れ歯を作製しました。 最後に、完成した入れ歯を装着し、痛みや違和感がないことを確認して治療を終了しています。 |
| 治療のリスク | ・着脱式のため、食後の清掃が必要です ・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります ・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります ・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります ・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります ・外科処置後のメンテナンスを怠ると、良好な結果が得られない可能性があります |
| 治療期間・費用 | 約3ヶ月 70,000円 (根面板・入れ歯費用は別途) |
治療前



治療中


治療後



