虫歯や歯槽膿漏(歯周病)などの原因で歯を抜歯しなければならなくなった時、抜歯した箇所には別の歯を移植します。移植する歯はその患者さんのお口の中で余っている歯(例えば親知らず)を使います。
この治療法の利点は、必要以上に他の歯を削らなくて済みます。通常歯を1本抜歯すると、その後の処置としてはブリッジか入れ歯になりますが、その場合どうしてもその前後の歯を削るようになるのですが、移植すれば、その前後の歯を削らなくて済みます。
成功率は100%ではなく、通常では90%前後です。また、移殖した歯の耐用年数は約10年前後です。尾崎歯科医院の症例では最長11年で、現在も十分機能しています。