30代女性 変色した古いコンポジットレジンを除去してセラミッククラウンで改善した症例

2026/10/01

相談内容 「前歯の色が気になるので診てほしい」とご相談いただきました。
診断結果 拝見したところ、上前歯には虫歯を削った部分などに直接詰める歯科用プラスチック「コンポジットレジン」が充填されていましたが、経年劣化で変色していました。
コンポジットレジンは水分を吸いやすいため、時間の経過とともに変色しやすい特徴があります。
今回は患部が目立つ前歯なので、見た目に大きな影響が出ていました。

また、変色している歯は過去に神経を除去する「根管治療」が行われていました。
神経を失った歯には栄養が送られないため、健康な歯と比べてもろく、負荷がかかると折れるリスクがあります。

このまま放置すると、変色の進行だけでなく、歯の劣化によって折れたり再治療が必要になったりするおそれがあるため、審美性と強度を回復するための治療が必要だと診断しました。

行った治療 診断結果をもとに、陶材のセラミックを用いた被せ物「セラミッククラウン」による修復を提案し、同意いただきました。

メリット:天然歯に近い透明感と色調を再現できる。変色しにくい
デメリット:歯を削る量が比較的多くなる。強い衝撃で割れることがある

まず、古いコンポジットレジンを丁寧に除去して、歯の形を整えます。
次に、根管治療の状態をチェックして問題がないことを確認し、型取りを行いました。

続いて、歯科技工所に対し、作製するセラミッククラウンの色調や形態について細かく伝えます。

最後に、完成したセラミッククラウンを装着し、見た目や噛み合わせに問題がないことを確認して、治療を終了しました。

治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です
治療期間・費用 4回
(仮歯に変更、形の修正、型取り、装着)
600,000円
(セラミッククラウン5本分)

治療前

治療前

治療後

治療後

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