針金がなく審美的・機能的に優れている金属床を作成した症例

2020/07/10

主訴 入れ歯が違和感が強く、食事も取りにくく味が分かりにくい。針金が見えるのが嫌。
診断 全体的に歯周病が進行している。義歯は保険で制作されており、上顎が全て義歯の樹脂で覆われている為、温度が分かりにくく違和感も強い。特殊な入れ歯にすれば針金を無くす事ができる。
治療内容 まずは歯周病の治療を行い、改善した後、上の前歯を連結し、特殊な装置がついた被せ物に切り替えた。その後、違和感が少なく、食べ物の熱が伝わりやすい金属床を作成。下の義歯は針金が見えにくいので、針金があっても問題ないというの事で、針金付きの金属床で制作。
治療期間 1年
治療費 上顎:106万+消費税(被せ物1本11万/金属床40万)
下顎:金属床40万
経過 処置後9年経過しているが経過は良好。
被せ物と歯の境が見えてきているが、患者さん本人は気にならないとの事。
治療のリスク この症例の様に前歯だけが残ってる方は前歯に噛む力がかかってしまう為、歯肉が下がりやすい。
また歯肉が薄い方も下がりやすい。

治療前

上顎

正面

治療後

上顎

正面